小沢氏は、16年10月に土地代金の原資として4億円を陸山会に貸し付けたと主張。土地購入直後にも陸山会の定期預金を担保に融資を受けた4億円を陸山会に貸し付けていた。しかし、16年分の収支報告書に記載された収入額は繰越金を除くと約5億8千万円しかなく、特捜部は小沢氏が虚偽記載に気付いていた疑いがあるとみている。
一方、元私設秘書の池田光智容疑者(32)は石川容疑者から小沢氏への説明手法を引き継ぎ、19年分の収支報告書について小沢氏に同様の説明をしていたと供述しているという。
池田容疑者は16年の貸付金分として「19年4月に小沢氏に4億円を返した」と供述しているが、19年分の支出総額は1億円余りしかなく、19年分についても小沢氏が虚偽記載に気付いていた疑いがあるという。
小沢氏は23日の会見で配布した文書で、石川容疑者らから収支の説明を受けていたことを認めた上で「収支報告書の内容を一つひとつ確認したことはない」と説明していた。
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